出発直前まで行くかどうかを悩みました。
なぜなら、ほんの数時間前まで仕事をしていたから。
夜勤明けのコンディションは、その時になってみないとわからないからです。
幸いなことに、その夜は特に大きな問題も起こらず、疲労感も比較的軽いので
これならいけそうだと感じた。
とりあえず最初のハードルはクリアできた。
次の問題は家に帰ってからだ。
ハタチくらいの子達は夜勤明けでもそのまま遊びに行けるらしいが、30過ぎた
おっさんの体はそんな酷使には耐えられない。
少しは休ませてやらないといけないので、とりあえず昼まで仮眠を取ることにする。
時間にして2時間足らずだが、その時間でどれほどリフレッシュできるかが問題である。
起きている時にはそうでもなかったけれど、少し寝た後で一気に疲れが押し寄せて
くることもあるので油断はできない。
そして時間は経ち、2時間後のAM12時に起床。
少し寝たくらいでは疲れは取れないが、疲労<行きたい欲求 の図式が成立し、
出発することになった。
目的地は愛媛県、今治のあたりまで行ければいいなという漠然とした目標で
家を出るのであった。
眠気は全く感じないのだが、注意力が散漫というか集中できていない感じが
しばらく続く。
スピードは抑えめ、車間は若干広めを心がけて走ることにする。
気温は吉野川市の道路標示板で30℃。
走っている間はなんとか耐えられるが、信号待ちで止まると暑くてたまらない。
この時点では翌日が寒くなるなんて想像すらしてなかったよ。
13時過ぎに家を出て目的地の新居浜市付近に来たのが18時過ぎ。
少し時間がかかり過ぎな気もしたが、何とか日が暮れるまでにはキャンプ場に
たどり着けそうだ。
今回は自分が夜勤の間に、嫁様が走行距離別に3ヶ所のキャンプ場をピックアップ
してくれていたので、それを走る目安にしていたのだ。
国道11号沿いの大型スーパーで今夜の食料と飲み物を買い、地図の確認。
すると、かなり先に進みすぎていることに気づく。
結局10kmほど引き返して黒島キャンプ場に到着。

ここは市営の公園の奥にキャンプサイトがあり、事前に連絡してもらった時には
無料で勝手に使っていいと言われたそうなのだが、キャンプ場に入る道の入り口に
チェーンで施錠してあり、車両が乗り入れられないようになっている。
少し悩んだ結果、遊歩道からバイクを乗り入れて丘の上のキャンプサイトへ。
先客がいるらしく、奥にテントが一張あるのが見えた。

近くの展望台からは海が一望でき、反対側は市街の夜景が見える最高の
ロケーションで、公園全体もきれいに手入れされている。
景色に感動している間にも辺りは暗くなってきているので、慌ててテントの準備を
始める。
当たり前だが、さすがに3回目のテント設営は非常にスムーズ。
土の上なので、ちゃんとペグ打ちもして安定感も確保できた。

続いて夕食の準備にとりかかる。
とはいえ、湯を沸かして袋のラーメンとウインナーを煮込むだけの適当メニュー。
キャンプ場には調理サイトがあり、炭を熾すグリルと流し台があったのだが、そこの
水道の水が出ない…。
オフシーズンなのかもしれないので、そこは潔く諦めて下の公園のトイレにある水道へ
水を汲みに行った。
来る途中のホームセンターで買ったガスストーブを組み立て、100円ショップで買った
アルミ鍋でラーメンを作って、ヌルくなったビールと一緒に流し込む。
キャンプ気分を十分に満喫できて満足満足w
食事の片付けが終わった後は、これ以上することもないので早々と就寝。
アルコールも入ったし、何より寝不足なのだから、すぐに眠れると思ったのだが、
なかなか寝付けないまま2時間が過ぎていた。
その後、夜中に野良犬とおぼしき声の遠吠えに目が覚めることになる……。