■2006年02月
■申し訳ないと思いつつも
話は木曜日の夜まで遡る。
その夜、職場の同僚と近所で飲み会があった。
仕事が終わってから職場からの直行だったので、帰りは車で
迎えに来てもらい、バイクは長男が乗って帰ることになった。
家に帰るなり、長男は嫁にこう言ったらしい。
「(セルで)エンジンがかからんけんびっくりした。あんな乗りにくいんに
乗ってるんやなあ。可哀想やけん親父に新しいバイク買ってあげたら?」
で、翌日早速バイク屋に下見に行くことに。
最初はシルバーのバイクを探してたんだけど、店に置いてあった
青いドラッグスターに一目惚れ。
それでもシルバーのカラーリングにこだわるつもりだったが
「探して引っ張ってくることはできるけど、そうなると高くつくから。
今ある(青の)ヤツなら値段の割りに程度も良いし、オススメですよ。」
優柔不断なA型気質なので、オススメという言葉には滅法弱い。
揺れるオッサン心を察知したのか、ショップの店長の目がキラリと光る。
「じゃあ、ローンの審査が通るかどうかだけでも調べてみましょうか?」
……そ、そうだネ。とりあえずローンが組めるかどうかわからないと
話にならないから、今日はその手続きだけやって帰ろう。
「じゃあ、ローンの審査が通ったらまた連絡ください。」
書類に一通りサインして、店を去ろうとしたが。
「え?10分くらい待ってもらえれば結果わかりますよ。」
うーん、10分くらいなら待ってみようか……。
この時点で見事に店側の術中にはまっていたのかもしれない。
数分後、確認の電話がかかってきて、ローンの手続きは完了。
印鑑のみ後日の捺印でという話になった。
「ええと、早ければ明日納車できますけど都合はどうでしょうか?」
審査が通ったことがわかると、すかさずこう切り出してきた。
「(今夜は夜勤なので)明日は午後なら家に居るとは思いますけど……」
「じゃあ大至急仕上げて明日の午後に持って行きます!」
バイクの下見に行くだけだったはずが、翌日には新しいマシンが
家にあるという状況は、さすがに気まずい。
しかし、今日我が家にNEWマシンが届いてしまった。
家族には悪いけど、正直言ってかなり嬉しい。
空冷アメリカンということで、エンジン音の大きさが気になっていたが
予想を裏切ってとても静か。加速もスムーズ。
重心が低いので、車体は重いはずなのに取り回しが軽い。
「重い、音がウルサイ、走らない」というアメリカンに対して
自分の持ってた偏見が一気に吹き飛びました。
新しい相棒の登場に浮かれつつも、下取りに出され、軽トラの荷台に
乗せられ連れて行かれるかつての相棒の姿に一抹の寂しさも感じるのだった。
頭の中をドナドナが駆け巡る。
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その夜、職場の同僚と近所で飲み会があった。
仕事が終わってから職場からの直行だったので、帰りは車で
迎えに来てもらい、バイクは長男が乗って帰ることになった。
家に帰るなり、長男は嫁にこう言ったらしい。
「(セルで)エンジンがかからんけんびっくりした。あんな乗りにくいんに
乗ってるんやなあ。可哀想やけん親父に新しいバイク買ってあげたら?」
で、翌日早速バイク屋に下見に行くことに。
最初はシルバーのバイクを探してたんだけど、店に置いてあった
青いドラッグスターに一目惚れ。
それでもシルバーのカラーリングにこだわるつもりだったが
「探して引っ張ってくることはできるけど、そうなると高くつくから。
今ある(青の)ヤツなら値段の割りに程度も良いし、オススメですよ。」
優柔不断なA型気質なので、オススメという言葉には滅法弱い。
揺れるオッサン心を察知したのか、ショップの店長の目がキラリと光る。
「じゃあ、ローンの審査が通るかどうかだけでも調べてみましょうか?」
……そ、そうだネ。とりあえずローンが組めるかどうかわからないと
話にならないから、今日はその手続きだけやって帰ろう。
「じゃあ、ローンの審査が通ったらまた連絡ください。」
書類に一通りサインして、店を去ろうとしたが。
「え?10分くらい待ってもらえれば結果わかりますよ。」
うーん、10分くらいなら待ってみようか……。
この時点で見事に店側の術中にはまっていたのかもしれない。
数分後、確認の電話がかかってきて、ローンの手続きは完了。
印鑑のみ後日の捺印でという話になった。
「ええと、早ければ明日納車できますけど都合はどうでしょうか?」
審査が通ったことがわかると、すかさずこう切り出してきた。
「(今夜は夜勤なので)明日は午後なら家に居るとは思いますけど……」
「じゃあ大至急仕上げて明日の午後に持って行きます!」
バイクの下見に行くだけだったはずが、翌日には新しいマシンが
家にあるという状況は、さすがに気まずい。
しかし、今日我が家にNEWマシンが届いてしまった。
家族には悪いけど、正直言ってかなり嬉しい。
空冷アメリカンということで、エンジン音の大きさが気になっていたが
予想を裏切ってとても静か。加速もスムーズ。
重心が低いので、車体は重いはずなのに取り回しが軽い。
「重い、音がウルサイ、走らない」というアメリカンに対して
自分の持ってた偏見が一気に吹き飛びました。
新しい相棒の登場に浮かれつつも、下取りに出され、軽トラの荷台に
乗せられ連れて行かれるかつての相棒の姿に一抹の寂しさも感じるのだった。
頭の中をドナドナが駆け巡る。
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